【SF冒険ファンタジー】移動都市/モータル・エンジン(2019)あらすじと感想【ネタバレ有り】
2019年公開の冒険ファンタジー映画「移動都市/モータル・エンジン」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「SF」「ファンタジー」「スチームパンク」「ピーター・ジャクソン」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
2019/03/01公開、128分、アメリカ、SF、ファンタジー
監督:クリスチャン・リヴァース
脚本:ピーター・ジャクソン、フィリッパ・ボウエン、フラン・ウォルシュ
原作:フィリップ・リーヴ
キャスト:ヘラ・ヒルマー、ロバート・シーハン、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジヘ(キム・ジヘ)、ローナン・ラフテリー、レイラ・ジョージ、パトリック・マラハイド、スティーヴン・ラング
Amazonプライム、U-NEXT、TSUTAYA TVで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
たった60分で文明を荒廃させた最終戦争後から1,700年が経過した地球。
残された人類は移動型の要塞都市を作り、他の都市を捕食することで生活を続けていた。
だが、この荒野は巨大移動都市『ロンドン』によって一つに支配されようとしていた。
ロンドンは捕食した都市の資源を奪い、さらに市民を強制的に働かせ、急成長を続けている。
小さな移動都市に住む人々は、その圧倒的な力を前に逃げるようにして生きるしか道はなかった。
そんな中、少女ヘスター・ショウ(ヘラ・ヒルマー)は、ある目的を果たす為にロンドンに潜入し、トム・ナッツワーシー(ロバート・シーアン)という青年と出会う。
レビュースコア(100点満点)
55点/100点
この映画を一言で表すと
世界観は最高なのに設定を詰め込みすぎてイマイチ盛り上がりに欠けるスチームパンク系SF冒険ファンタジー
映画の感想
『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズを手掛けたピーター・ジャクソンが製作・脚本を務める冒険ファンタジー超大作。
フィリップ・リーブのSFファンタジー小説『移動都市』を基にした映画です。
【スチームパンク × 移動する巨大都市】っていう設定は凄く良いと思いました。
各キャラクターの衣装や出てくる乗り物も凄く魅力的です。
ですが肝心のストーリーが駆け足すぎて、最後まで全く感情移入できないまま終わってしまいました……
登場人物の名前も全然記憶に残らなかったです(´・ω・`)
都市同士の捕食バトルは最初だけ
『都市が都市を捕食する弱肉強食の世界』
こんな素晴らしい設定があるのに、都市同士のバトルシーンが序盤だけだなんて勿体なさすぎです。
都市から急に足が生えたり、捕食する為に大きく口を開けるシーンは凄くワクワクしました。
でもそれだけ。
序盤だけ派手に見せて、それ以降は人間同士の小さなトラブルばかりです。
中盤は『ムカデのような足がついている家』『空中移動都市』も登場し、その度「これは期待!」ってなるのですが、どれも出番はすぐ終わってしまうので消化不良感が否めませんでした。
急にターミネーターちっくなキャラが出てくる
まぁ名前はシュライクって言うんですけど。
主人公の因縁の相手と思いきや、実は主人公の育ての親で。
見た目的にめちゃくちゃ強いと思いきや、モブっぽいキャラの攻撃を数発くらっただけで倒れてしまい。
主人公の事を憎んでいたのかと思ったら、意識を失う直前であっさりと許しちゃったり。
話の展開と心の移り変わりがあまりにも早すぎて混乱します……
失礼ながら主人公の悲しい過去を演出する為だけのキャラって感じがしました。
シュライクは元人間とのことですが、どのようにして今の姿になったかなどの描写は一切なかったので、そこも凄く残念です。
【本当は優しい人】っていうのは十分伝わってきたので、もう少し設定を頑張ってほしかった……
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最終決戦はまさかの移動しない都市とのバトル
移動都市ってタイトルなのに、移動しない都市が一番大きい勢力で草生えました。
そのせいでロンドン(こちらは移動都市)が急に小物に見えてしまいます。
移動都市vs移動しない都市のバトルってどうなるんだ?と少し期待しましたが、移動都市側は『メデューサ』という謎の高出力レーザービームを放つだけで最終決戦にしてはスケールが小さすぎて拍子抜けしました。
【都市が動く】という設定をもっと生かしてほしかった……(´;ω;`)
つまらなくはないが、色々と惜しい作品だった
各都市・各人物にも色々と深いバックグラウンドがありそうなのに、やたら駆け足で進んでしまうところが凄く残念でした。
前編・後編と2つに分けて、細かい要素をもっと丁寧に描いていたら普通に高評価になっていたのではないかと感じます。
色々と酷評になってしまいましたが、出てくるギミックはどれも素敵だったのでスチームパンク系デザインが好きな人は是非観てみてください。
発言は少しキツめになってしまいましたが『つまらない』という訳ではないので、普通に楽しめると思います。
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
【新型ウイルスの恐怖】アウトブレイク(1995)あらすじと感想【ネタバレ有り】
1995年公開のサスペンス映画「アウトブレイク」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「サスペンス」「ウイルス」「パンデミック」「ダスティン・ホフマン」「モーガン・フリーマン」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
1995/04/29公開、127分、アメリカ、サスペンス
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:ローレンス・ドゥウォレット、ロバート・ロイ・プール
キャスト:ダスティン・ホフマン、レネ・ルッソ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシー、キューバ・グッディング・Jr、ドナルド・サザーランド
Amazonプライム、U-NEXT、TSUTAYA TVで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
映画観るなら<U-NEXT>
動画配信サービス【TSUTAYA TV】
※日本向けの予告動画がないため、英語音声となっています。
あらすじ
モターバ川周辺の小さな村で、高い感染力をほこる未知のウイルス『モターバ・ウイルス』が発生。
アメリカ陸軍に所属し、兵士を伝染病等から守る『医学防衛』を任務とするサム・ダニエルズ軍医大佐(ダスティン・ホフマン)は、現地でウイルスの猛威を目の当たりにし『警戒通達の発令』を要請するも、軍上層部やアメリカ疾病予防管理センター(CDC)から却下されてしまい、彼らに対し不信感を抱く。
同じ頃、この村近郊からアメリカへとペット用に密輸入された猿をきっかけに、カリフォルニア州沿岸の田舎町で『モターバ・ウイルス』によるアウトブレイクが始まってしまう。
ダニエルズは上層部の命令を無視して現地へと飛び立ち、治療法の研究と感染ルートの特定を進めるが、事態の裏にはウイルスを巡る大きな陰謀が隠されており……
レビュースコア(100点満点)
70点/100点
映画の感想
アメリカの田舎町にじわじわと広がっていくウイルス感染の恐怖を描いたサスペンス大作。
監督は『ネバーエンディング・ストーリー』『トロイ』『ポセイドン』を手掛けたウォルフガング・ペーターゼン。
1995年公開と古い作品ではありますが、ド派手なCGで魅せてくる近年の自然災害パニック映画にも全く劣らない面白さがありました。
アメリカの小さな町が米軍によって隔離され、感染者だらけの地獄絵図に変わっていく様子は『コロナウイルス』が話題の今だからこそ現実味があって恐ろしい。
ダスティン・ホフマン、モーガン・フリーマンなどキャストが超豪華
主演は『クレイマー、クレイマー』『レインマン』のダスティン・ホフマン。
ヒロイン役は『マイティ・ソー』『リーサル・ウェポン3』のレネ・ルッソ。
脇を固めるのは『ショーシャンクの空に』『セブン』などで知られる大御所俳優モーガン・フリーマンと『ユージュアル・サスペクツ』『L.A.コンフィデンシャル』のケヴィン・スペイシー。
これだけベテランキャストが揃っていると安心感が半端ない。
フィクションなのに何処かリアリティがあり、台詞一つ一つに重みを感じるのは、彼らの『素晴らしい演技』のおかげであると感じます。
恐怖のモターバ・ウイルス
高熱・下痢・全身からの出血など『エボラ出血熱』に近い症状を引き起こします。
体内に侵入すると猛スピードで増殖を繰り返し、徐々に内臓を融解させ感染者は数日でお亡くなりに。
名称由来は最初にウイルスが見つかった村の近くにある『モターバ川』から。
この症状、高熱と下痢だけなら普通に観れるのですが、全身からの出血がとにかく恐ろしい。
発症から時間が経ちすぎると顔も身体も血だらけになるので、見た目がかなり痛々しかったです……
先日『コンテイジョン』のほうも視聴したのですが、病状的にはそっちのほうが全然マシでした。
ダスティン・ホフマンの華麗な逃亡劇・ヘリコプターアクションも見所
ウイルスパニックのみだと退屈に感じてしまう観客への配慮?w
終盤は主人公が米軍から逃げつつ『ウイルスの宿主(ホストである猿)』を探すという、アクション映画ばりのハチャメチャ感も楽しめます。
これがまた丁度良いバランスでして。
それまでの雰囲気を壊さない程度に動き回ってくれますw
最後の最後に魅せてくるド派手ヘリコプターアクションは、いかにもハリウッドらしくてワクワクしました。
パイロットが操縦上手すぎって言う突っ込みはありますがw
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
評価まとめ
良かったところ
- 話のテンポが良い
- ウイルスの恐怖感が伝わる
- アクションエンタメ要素もある
悪かったところ
- ワクチンの完成がやけに早い
- 今となってはありきたりなストーリー
- 医療関係者が一部ドジっ子すぎ
モーガン・フリーマンが中間管理職の大変さを教えてくれる映画でもありますw
以上、アウトブレイクのレビューでした。
【SFミリタリーアクション】世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011)あらすじと感想
2011年公開のSFアクション映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のレビューをネタバレ無しでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「SF」「エイリアン」「戦争」「海兵隊」「アーロン・エッカート」「ミシェル・ロドリゲス」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
2011/09/17公開、116分、アメリカ、SF、アクション
監督:ジョナサン・リーベスマン
脚本:クリストファー・バートリニー
製作:ジェフリー・チャーノフ、ニール・H・モリッツ
キャスト:アーロン・エッカート、ミシェル・ロドリゲス、ラモン・ロドリゲス、ウィル・ロスハー、ルーカス・ティル、コリー・ハードリクト、ニーヨ、ジム・パラック、ブリジット・モイナハン
Amazonプライム、U-NEXT、Netflix、TSUTAYA TVで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
ある日、ロサンゼルス上空に『未確認飛行物体』が出現。
中から現れた『侵略者』は各主要都市に一斉攻撃を開始し、人類は防戦一方となっていた。
アメリカ海兵隊を退役しようとしていたマイケル・ナンツ二等軍曹(アーロン・エッカート)も前線部隊に加わってロサンゼルスの防衛に投入されることに。
侵略者たちの強襲で圧倒的に不利な状況の中、市街地への空爆が決定され、ナンツ二等軍曹が配属された小隊は、激戦区サンタモニカに残っている民間人の救出へと向かう。
レビュースコア(100点満点)
75点/100点
この映画を一言で表すと
地球を侵略してきたエイリアン相手にリアルな銃撃戦を繰り広げるSF戦争映画
映画の感想
監督は『テキサス・チェーンソー ビギニング』『タイタンの逆襲』『ミュータント・タートルズ』を手掛けたジョナサン・リーベスマン。
主要キャストは『ダークナイト』のアーロン・エッカート、『ワイルド・スピード』『バイオハザード』のミシェル・ロドリゲスなど。
レビューサイトを覗いてみた感じ、あまり評価が高くない作品だったのですが、自分としては普通に面白かったです。
臨場感溢れる戦闘シーンが見所
前半は海兵隊員の日常がのんびりと描かれますが、20分も経たないうちに『地球外生命体』が襲撃してきて、その後はずっと戦いっ放しです。
その戦闘描写が凄まじい臨場感。
各地で銃弾が飛び交い、砂煙が舞い、上空は爆撃の嵐。
敵はエイリアンですけど、SF感溢れる未来武器は一切登場せず、泥臭い銃撃戦がメインです。
序盤は登場人物が皆同じ格好をしているため正直誰が誰だかわからないのですが、徐々に主要人物が絞られていくので、後半は彼らのドラマパートにも注目です。
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侵略者(地球外生命体)の正体
人類とは一切コミュニケーションを取ろうとせず、ロボットのようなエイリアン。
彼らの目的は地球にある『水』を略奪することです。
以下、侵略者の種類。
◎歩兵部隊
体内に武器を埋め込んでおり『サイボーグ』のような人型エイリアン。
数十体単位で部隊を編成し、連携をとって攻撃を行う。
右胸に心臓のような臓器があり、そこが急所となる。
◎探査用無人飛行機
遠隔操作で操っている。
一つ一つは小さめだが、合体すると巨大な円盤型UFOとなる。
電波を逆探知することが可能。
◎総司令部
本体は地下に埋まっており、アンテナのようなものだけ地上に出している。
飛行することも可能。
探査用無人飛行機を遠隔操作しているほか、歩兵部隊全体の指揮コントロールも担う。
エイリアンの姿はあまり映らないのですが、頭でっかちで機械的なビジュアルでした。
私はこのデザイン結構好きです。
中盤ではエイリアンの『解剖シーン』もあってゾクゾクしましたw
SF映画でありながらリアルな戦争感を味わえる
仲間との別れ・熱い友情・上官に対する不信感などなど、戦争映画あるあるの非常にベタな展開が続きますが、それがSFの世界観とうまくマッチして良い雰囲気でした。
敵の総司令部にナンツ二等軍曹が一人で乗り込もうとして、部下達が「二等軍曹は僕らが守らないと」と一緒に敵地に乗り込む決断をするシーンは特にグッときました。
男の友情と言いますか、胸が熱くなる展開がとても多いんですよね……
最近は映画を観て泣く事があまりなかったのですが、この作品では2回ほどウルっときてしまいました( ;∀;)
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
【宇宙人侵略系SFサバイバル】フィフス・ウェイブ(2016)あらすじと感想【ネタバレ有り】
2016年公開のSFサバイバル映画「フィフス・ウェイブ」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「SF」「サバイバル」「異星人」「クロエ・グレース・モレッツ」「ニック・ロビンソン」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
2016/04/23公開、112分、アメリカ、SF、スリラー
監督:J・ブレイクソン
脚本:スザンナ・グラント
原作:リック・ヤンシー
キャスト:クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、ロン・リビングストン、マギー・シフ、アレックス・ロー、マリア・ベロ、マイカ・モンロー、リーヴ・シュレイバー
Amazonプライム、U-NEXT、Netflix、TSUTAYA TVで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
映画観るなら<U-NEXT>
動画配信サービス【TSUTAYA TV】
あらすじ
ある日突然、異星人『アザーズ』が現れ、地球に波状攻撃を仕掛ける。
第一波の【暗黒】は電磁パルスであらゆる電子機器を破壊、第二波の【崩壊】は地殻変動で各地に津波と地震を引き起こし、第三波の【感染】は鳥インフルエンザの毒性を高め、人類の大半を消滅させた。
壊滅状態となった地球で、奇跡的に生き残った女子高生のキャシー・サリヴァン(クロエ・グレース・モレッツ)は、離れ離れになった弟を救うため、たった一人で子供たちが拉致された米軍基地を目指す。
アザーズは人間に紛れ込む特性を持つため、誰が敵で誰が味方か全く分からない絶望的な状況の中、キャシーはエヴァン・ウォーカー(アレックス・ロー)と名乗る青年に命を助けられ……
レビュースコア(100点満点)
50点/100点
この映画を一言で表すと
面白いのは前半だけ。ラストで全てを台無しにするB級SFサバイバル
映画の感想
主演のクロエ・グレース・モレッツがただただ可愛い映画。
異星人(アザーズ)からの侵略に対し、人類が存亡を掛けて戦うお話です。
設定は壮大ですけど、色々と浅いので頭を使わずに観ることができます。
タイトルの通り、5つのWAVE(波状攻撃)が人類に襲いかかります。
5つのWAVE(波状攻撃)
WAVE1【暗黒】
電磁パルスであらゆる電子回路を破壊(これによりスマホ・車・飛行機などが使用不可能に)
WAVE2【崩壊】
地殻変動を引き起こし大地震とそれに伴う大津波で都市・島国を壊滅させる。
WAVE3【感染】
鳥インフルエンザの毒性を強め集団感染させる(感染力が高く主人公の母親も亡くなる)
WAVE4【侵略】
アザーズが人間に寄生し脳と体を乗っ取る。
WAVE5【??】
映画の終盤で明らかになります
序盤は緊迫感のあるシーンが続く
最初のほうはサバイバル要素多めで普通に面白かったです。引き込まれました。
突如現れた宇宙船の巨大さも不気味で良い雰囲気。
大津波や飛行機墜落のシーンもなかなかの迫力でした。
ですが中盤あたりから徐々におかしな方向へ。
以下、残念ポイント。
\ 自宅のテレビで映画を観るなら /
WAVE5(第五波)の内容が酷すぎる
これは観た人みんなガッカリすると思います。
電磁パルス・地殻変動も出来ちゃう最強の異星人が【人間の子供を騙して大人と戦わせる】なんて回りくどい手段を使いますかねw
少年少女を兵士として鍛え上げたりと、無意味な手間暇を掛ける意味が全く分からない上、彼らの初任務で「なんかおかしくね?」とあっさり正体がバレるお粗末さ。
何が目的で地球に侵略しに来たかは謎ですが、他にもっと良い策があったのではないかと……
甘酸っぱい三角関係が余計だった
女子高生クロエちゃんの恋愛模様が中途半端に描かれます。
しかも三角関係で、うち一人はアザーズの一員。
エヴァンはクロエがピンチの時に颯爽と現れたりとヒーローっぽい立ち回りでした。
ベンは後半ポイント稼いでいたけど、結局は友達以上恋人未満みたいな。
最後までクロエちゃんがツンツンしていたので甘さは控えめです。
モテる女の子はたくましい。
ラストが続編を匂わす終わり方でモヤモヤする
出ました。
『俺たちの戦いはこれからだ』END。
根本的な問題が何も解決してない上に、折角エヴァンと両想いになったのにエヴァンは消息不明とか……
クロエちゃん彼のことを探そうともしてないし、そんなに好きじゃなかったのかなw
お別れ直前の二人の熱いキッスはなんだったんじゃ!と言いたい。
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
【サイエンスホラー】スプライス(2011)あらすじと感想【ネタバレ有り】
2011年公開のSFホラー映画「スプライス」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「SF」「ホラー」「クリーチャー」「ギレルモ・デル・トロ」「ヴィンチェンゾ・ナタリ」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
2011/01/08公開、104分、カナダ、フランス、SF、ホラー
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
製作総指揮:ギレルモ・デル・トロ
キャスト:エイドリアン・ブロディ、サラ・ポーリー、デルフィーヌ・シャネアック、ブランドン・マクギボン、シモーナ・メカネスキュ、デヴィッド・ヒューレット
Amazonプライム、U-NEXTで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
夫婦で共に遺伝子科学者であるクライヴ(エイドリアン・ブロディ)とエルサ(サラ・ポーリー)は、ヒトと動物のDNAを掛け合わせた『ハイブリッド・アニマル』を作る研究を進めていた。
研究は遂に成功し、二人は誕生した未知の生命体に『ドレン』と言う名を与え、彼女の成長過程を観察することにした。
ドレンは日を追うごとに成長し、やがて人間の女性に近い姿になるが、彼女の進化はそこで止まらず……
レビュースコア(100点満点)
68点/100点
この映画を一言で表すと
デル・トロワールド満載なクレイジーな異色SFホラー映画
映画の感想
監督は『キューブ』『ハウンター』を手掛けたヴィンチェンゾ・ナタリ。
製作総指揮は『シェイプ・オブ・ウォーター』『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』でおなじみギレルモ・デル・トロが携わっております。
本作は、禁忌の実験で新生命体を産み出した科学者夫婦のエゴと狂気を描くSFホラー映画です。
倫理観が問われる内容
ヒトと動物のキメラ実験を行うだけでもアカンのですが、科学者夫婦のクリーチャー(ドレン)への対応もかなりぶっ飛んでいました。
エルサはドレンを自分の子供のように可愛がっておきながら、彼女が少しでも反抗するとキツイお仕置きを行います。
他にもドレンが可愛がっていた猫を無理やり取り上げたり、ドレンの尻尾を躊躇なく切り落としたりと、かなりのクレイジーっぷりを発揮。
クライヴは別の意味でアカン男で、最初はドレンを危険視していたものの、成長するにつれエルサにどんどん似ていくドレンに対し【別の感情】を抱くようになります。
終盤ではその気持ちを抑えられずドレンと……(^^;)
\ 自宅のテレビで映画を観るなら /
クリーチャーのビジュアルが気持ち悪い
私はデル・トロ産クリーチャーにあまり魅力を感じないタイプなので、ドレンの事も率直に「可愛くない…」と思いました。
髪の毛ないし目も離れてるし女の子として微妙w
ちなみにドレンは見た目が4回ほど変わるのですが、一番マシなのは産まれたての頃で、その次の幼児期が夢に出てきそうなくらい超不気味でした。
幼児期の姿は例えるなら、実写『不安の種』のオチョナンさんのような。
※ググるのは自己責任で。トラウマ級です。
とは言え、レビュー上では「美しい」「可愛い」といった声もあるようなので、シュミは人それぞれですね……
面白いが観る人を選ぶ作品だった
ストーリー自体はわかりやすいので、クレイジーな世界観に抵抗がなければ普通に楽しめると思います。
オチがけっこうドロドロしているのも個人的には好きです。
あとはドレンのビジュアルを受け入れられるかどうかw
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
【韓国版ゴジラ】グエムル -漢江の怪物-(2006)あらすじと感想【ネタバレ有り】
2006年公開の韓国映画「グエムル -漢江の怪物-」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「怪獣」「パニック」「ポン・ジュノ」「ソン・ガンホ」「パラサイト 半地下の家族」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
2006/09/02公開、120分、韓国、パニック、怪獣
監督・脚本:ポン・ジュノ
製作:チョ・ヨンベ
キャスト:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ、コ・アソン、イ・ジェウン、イ・ドンホ
Amazonプライム、U-NEXT、Netflixで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
ある日、漢江(ハンガン)に巨大な怪物『グエムル』が現れた。
グエムルは河沿いでくつろぐ人々を次々と襲い始め、周囲はパニック状態に。
そんな中、小さな売店を営むカンドゥ(ソン・ガンホ)の娘ヒョンソ(コ・アソン)も運悪く襲われてしまい、グエムルはヒョンソを口に咥えたまま水中へと姿を消した。
だがヒョンソは奇跡的に生きており、下水道から携帯電話でカンドゥに助けを呼びかける。
一方、政府は「グエムルは危険なウイルスを保有している」と宣言し、接触感染したカンドゥを病院に隔離しようとする。
カンドゥは父ヒボン、弟ナミル、妹ナムジュと共に病院から脱出を図り、ヒョンソが居る漢江の下水道へと足を進める。
レビュースコア(100点満点)
30点/100点
映画の感想
『パラサイト 半地下の家族』『母なる証明』を手掛けたポン・ジュノ監督による、韓国産【怪獣パニック】映画です。
面白いか・つまらないかの二択で言うなら、つまらなかったです。
間に挟まるコメディ要素が個人的にあまり笑えず、独特なノリに最後までついていけませんでした。
底辺の貧乏家族が主人公
雰囲気は『パラサイト 半地下の家族』に近く、小さな売店を営む貧乏一家に焦点を当てて物語は進んでいきます。
ちなみに主人公の家は【半地下】ではなく【コンテナ】でした。
くそ狭い上に家具が殆どなかったので、半地下よりこっちのほうが底辺な気がします。
アメリカへの批判・環境汚染など社会風刺的要素が大きい
冒頭で、欧米人の指示で大量のホルマリンを下水に流すシーンがあり、それが原因で怪物グエムルは生まれました。
これは2000年に韓国で実際に起きたニュースをモチーフにしたようで、監督自身が社会風刺性を認めています。
他にも、欧米人が「グエムルは危険なウイルスを保有している」と嘘の報告をしたり、米軍が『謎の気体』を街中に散布したりと、作中に出てくる悪者は全部アメリカ絡みでした。
韓国人が「ホルマリンを下水に流すなんて!」と欧米人相手に必死に抵抗しているのが痛烈で面白かったです。
不潔で不快なシーンが多い
環境汚染がテーマだからか、やたら汚いシーンが多かった印象。
個人的に不潔すぎて無理と感じたのは下記2箇所。
まずは病院内のシーン。
カンドゥ(ソン・ガンホ)が夜中に貝の缶詰を素手で食べ始める。
その後、背中をボリボリと掻きその手でまた貝をネチョネチョ触りまくる。
( ゚Д゚)
続いて、雨の日の信号待ちのシーン。
突如オッサンが激しい咳をし始める。
周囲には沢山人がいるのに何故かマスクを外し始め、目の前の水溜りに思いっきり痰を吐く。
その後タイミング良く車が通りすぎ、痰入りの汚い水が周囲の人にビシャッ!!
( ゚Д゚)
この他にも【鼻をほじるシーン】や【クチャクチャ音を立てながらご飯を食べるシーン】があり、かなり不快な気分になりました……
親父ヒボンの最期が悲惨
台詞はうろ覚えですが雰囲気は大体こんな感じ。
▼グエムルと対峙するシーン
カンドゥ「俺の銃あと一発だけ弾が残ってるぞ!これを使え親父!」
親父「おう、任せておけ!俺がなんとかするからお前らは逃げろ!」
カンドゥ「あれ、そういえば弾って元々何発だったっけ」
親父「息子よ…これ弾切れやん…」
グエムルに襲われ、親父は力尽きる
笑うべきなのか、悲しむべきなのか……( ゚Д゚)
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
評価まとめ
良かったところ
- 怪物初登場シーンの緊迫感
- 社会風刺を上手く取り入れている
- グエムルのCGが丁寧
悪かったところ
- 不潔なシーンが多い
- 主人公一家がポンコツすぎ
- 最後の炎のCGがショボい
アーチェリー銅メダリストである妹の役回りが地味すぎて。
最後グエムルにトドメ刺してドヤ顔してたけど、それまで全く役に立ってなかったよ……
以上、グエムル -漢江の怪物-のレビューでした。
【ロボット系SFアクション】チャッピー(2015)あらすじと感想【ネタバレ有り】
2015年公開のSFアクション映画「チャッピー」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「SF」「アクション」「ロボット」「ニール・ブロムカンプ」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
2015/05/23公開、120分、アメリカ、SF、アクション
監督:ニール・ブロムカンプ
脚本:ニール・ブロムカンプ、テリー・タッチェル
製作:サイモン・キンバーグ
キャスト:シャールト・コプリー、デーヴ・パテール、ワトキン・チューダー・ジョーンズ、ヨ=ランディ・ヴィッサー、ホセ・パブロ・カンティージョ、シガニー・ウィーバー、ヒュー・ジャックマン
Amazonプライム、U-NEXT、Netflix、TSUTAYA TVで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
近未来、南アフリカ・ヨハネスブルグでは治安を守るため、大手ITメーカーが開発した最先端ロボットを街の警備に導入していた。
ある日、ロボットの設計者であるディオン(デーヴ・パテール)は、感情を持つことが出来る新たな人工知能ソフトウェアの開発に成功する。
しかし彼の上司であるミシェル(シガニー・ウィーバー)は、そのソフトウェアを危険と判断し導入することを許可しなかった。
諦めきれないディオンは、バッテリー損傷で廃棄寸前となっていたロボットを持ち出し、ひそかに自宅で開発を進めようと試みる。
だが帰宅途中に三人組のギャンググループに襲われ、彼らにロボットを奪われてしまう。
ロボットの名前はギャングの一人、ヨーランディによって『チャッピー』と名付けられた。
チャッピーは最初は怯えてばかりで、何もわからない赤子のようだったが人と行動を共にする中で急速に進化を遂げていく。
やがて彼は、自分のバッテリーが残り僅かであることを知り、自分の意識が消えることに恐怖を抱くようになる……
レビュースコア(100点満点)
80点/100点
この映画を一言で表すと
人工知能ロボットと人間の明確な違いはなんなのか考察したくなる意外と深いSF映画
映画の感想
『第9地区』『エリジウム』を手掛けたニール・ブロムカンプが監督を務めています。
個人的にこの監督さんが描く『近未来感』が凄く好きです。
今作に出てくるロボットも滅茶苦茶格好良いので、メカニック好きは是非観てみてください。
ストーリーについて
【意識】を持つ人工知能をインストールされたロボット『チャッピー』の成長を見守る物語です。
与えられた環境に応じてどんどん考え方が変わっていくチャッピーの姿は、まるで人間の子供のよう。
人が成長していくのには、やはり周囲の影響が大きいと改めて実感させられました。
戸惑いながらも徐々にギャングの言葉遣いに染まっていくチャッピーがとても可愛かったです。
ニンジャとヨーランディのキャラが良い
チャッピーのパパとママなんですが、見た目のインパクトが凄かったです。
髪型も服装も独特で、真似したくはならないけど良い意味でユニーク。
この二人は本業ラッパーらしいのですが、普通に演技が上手くてビックリしました。
表情の作り方も上手でしたし、戦う姿勢も様になっていて格好良かったです。
特にママであるヨーランディの【チャッピーを想う姿】にはグッときました。
他のキャラは何かと自分本位で、チャッピーをロボットとして利用していたのですが、ヨーランディだけはチャッピーの中身をちゃんと見てあげていた気がします。
人によってはバッドエンドな色々考察できるラスト
終盤、敵の襲撃により重傷を負ったディオン(チャッピーの開発者)を助けるためチャッピーが向かったのは病院ではなくロボットの研究室でした。
ディオンの意識(データ)を新品ロボットの中に転送させることで、チャッピーはディオンの意識だけを救おうと考えたのです。
チャッピーにとって人間の肉体はただの【入れ物】にしか見えていない。
「壊れたら新品に乗り換えてしまえばいいじゃん」くらいの感覚なわけです。
(これはママであるヨーランディが「外見なんて気にしなくてよい」と教えたからでもある)
意識の転送は成功したので、最終的にディオンはロボット化してしまいました。
本人はチャッピーに対し礼を言っていたので一応ハッピーエンドっぽくはありますが、ぶっちゃけ病院に行けば普通に助かったんじゃねと思いました。
ディオンが独身だったから美談のように見えますけど、これで彼が妻子持ちだったら……と考えるとけっこう後味が悪かったです(第9地区がまさにそんな感じ)
それでもなんだかんだで面白かった
ラストの解釈については人それぞれだと思いますが、チャッピー自体がとにかく可愛いので、それだけでも観る価値があると思いました。
怯えて物陰に隠れたり、感情に合わせて耳のパーツがピクピク動いたりするのがとても愛らしい。
終盤、皆を守るためチャッピーが巨大ロボに立ち向かう姿はわが子の成長を観ているようで感動しました。
最初はあんなにビビりだったのに……
いつの間にか家族を守る正義のヒーローに成長していたんですね。
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
評価まとめ
良かったところ
- チャッピーが可愛い
- ギャング達の二人が良いアクセント
- メカの造形が格好良い
悪かったところ
- 一部ご都合展開あり
- 自己中心的なキャラクターが多い
- 人によっては微妙なラスト
ヒュー・ジャックマンの悪い顔が好き。
無意味な筋肉もまた良い。
以上、チャッピーのレビューでした。
【ポール・ウォーカー遺作】ワイルド・スピード SKY MISSION(2015)あらすじと感想【シリーズ7作目】
2015年公開のカーアクション映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」のレビューをネタバレなしでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「アクション」「カーアクション」「ヴィン・ディーゼル」「ポール・ウォーカー」「ジェイソン・ステイサム」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
2015/04/17公開、138分、アメリカ、アクション
監督:ジェームズ・ワン
脚本:クリス・モーガン
キャスト:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、ジェイソン・ステイサム、ドウェイン・ジョンソン、タイリース・ギブソン、リュダクリス、ナタリー・エマニュエル、ジョーダナ・ブリュースター、エルサ・パタキー、カート・ラッセル、ジャイモン・フンスー、トニー・ジャー
Amazonプライム、U-NEXT、hulu、TSUTAYA TVで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
前作『ワイルド・スピード EURO MISSION』にてオーウェン・ショウを倒し、恋人であるレティ(ミシェル・ロドリゲス)を取り戻したドミニク(ヴィン・ディーゼル)。
ロサンゼルスへと戻った彼は、相棒のブライアン(ポール・ウォーカー)、妹のミア(ジョーダナ・ブリュースター)と共に平和な日常を送っていた。
しかし、オーウェン・ショウの兄であるデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が弟の仇を打つべく、ドミニクの前に立ちふさがり……
レビュースコア(100点満点)
80点/100点
映画の感想
大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズの第7作目。
今作は『ソウ』『アクアマン』を手掛けたジェームズ・ワンが監督を務めています。
この作品はポール・ウォーカーの遺作となりました。
一部の登場シーンでCGを使用しているらしいのですが、素人の目では全く違和感がありませんでした。
最強の刺客に新たな仲間!魅力溢れるストーリー
前作のラスボス、オーウェン・ショウの兄であるデッカード・ショウが、ドミニク達に復讐しに来たので、逆に迎え撃ってやろうってお話でした。
記憶が戻らないレティの苦悩、刺激的な生活を名残惜しむブライアン、復讐に燃えるデッカードなど、色々盛り沢山でとても面白かったです。
人気キャラクターのハンが今作で一旦退場となってしまうことだけ少し残念でしたが、新たに仲間に加わる女性ハッカー・ラムジーがとても可愛かったので個人的にはプラマイゼロ。
\ 自宅のテレビで映画を観るなら /
シリーズ史上最も強い!ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウ
イギリス軍の元特殊部隊員で、強面ですが意外にも家族思いな一匹狼。
戦闘能力の高さはシリーズ随一で、演じているのがジェイソン・ステイサムということもあり、かなりの人気キャラクターです。
彼が肉体派スターというだけあって、今作は肉弾戦も多くありました。
特にホブスとのバトルシーンは、ガラス割れまくるわ机壊れまくるわで大迫力。
そのシーンだけ観てると、カーアクション映画ってことを忘れてしまいそうになりますw
今作のカーアクションの見所
飛行機からダイブしたり、高層ビルを突き破って移動したりと、ド派手な演出が多くありました。
飛行機から飛び降りたあとどうやって着地するのかなと思っていましたが、ちゃんとパラシュートが付いていたんですね。
意外にも安全着陸だったので驚きましたw
逆に高層ビルの移動シーンは、車のブレーキが効かなくなるというアクシデントもあり、観ていて凄くハラハラしました。
ビルから落下寸前のところでドミニクとブライアンは車から脱出するのですが、落下した車は地面に叩きつけられてグチャグチャに……
もし二人が落ちていたらと考えると物凄く恐ろしい。
故ポール・ウォーカーに捧げられた感動的なラストシーン
終盤、ドミニクとブライアンが二人だけで会話をするシーンがあるのですが、そこで過去作の名シーンがフラッシュバックのように次々と流れます。
その映像だけでも十分泣けてしまうのですが、バックで流れている『See You Again』という曲の歌詞が凄く良くて。
彼がいかに素晴らしい俳優で、皆から愛されていたかがよくわかりました。
ちなみにこの曲、PSYの『江南スタイル』の再生回数を一時的に上回ったことでニュースに挙げられたことがあります。
下に貼りますので是非聴いてみてください。
Wiz Khalifa - See You Again ft. Charlie Puth [Official Video] Furious 7 Soundtrack
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
評価まとめ
良かったところ
- デッカードが敵ながら魅力的
- 新キャラのラムジーが可愛い
- ラストシーンが感動的
悪かったところ
- ラリーシーンが少なめ
- ドミニクがタフすぎる
悪かったところの3つ目が見つからない。
最後の演出がずるい。あんなの見せられたら悪い点なんて探せません。
以上、ワイルド・スピード SKY MISSIONのレビューでした。
【怪物てんこ盛りホラー】キャビン(2013)あらすじと感想【ネタバレ有り】
2013年公開のホラー映画「キャビン」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「ホラー」「怪物」「ゾンビ」「クリーチャー」「クリス・ヘムズワース」「クリステン・コノリー」これらが好きな人におすすめです。
作品情報
2013/03/09公開、95分、アメリカ、ホラー
監督:ドリュー・ゴダード
脚本:ドリュー・ゴダード、ジョス・ウィードン
キャスト:クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ、リチャード・ジェンキンス、ブラッドリー・ウィットフォード、シガニー・ウィーバー、エイミー・アッカー
Amazonプライム、U-NEXT、Netflix、TSUTAYA TVで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
あらすじ
山奥にある従兄弟の別荘へと遊びに出かけた大学生男女5人。
道中、ガソリンスタンドの老人から別荘にまつわる奇妙な話を聞きつつも、彼らは無事到着し、楽しいひと時を過ごしていた。
その夜、突如として地下への扉が開き、不審に思いつつも5人は中を探索することに。
地下室内は長年使われていなかったようで、沢山の小物が散乱していた。
5人の内の一人であるデイナはその中で『古ぼけた日記』を発見する。
それはとある少女の日記で、かつて一家が行ってきた恐ろしい行為の数々が記されていた。
日記の最後に書いてあったラテン語を読み上げると、森の中に埋まっていた一家のゾンビが動き始め……
一方、最先端のハイテク機器に囲まれた管制室でこの状況を愉快に監視する人々がいた。
なんと彼らは5人の行動をくまなくチェックし、怪物達が彼らを仕留めやすいようコントールしていたのだ。
レビュースコア(100点満点)
65点/100点
この映画を一言で表すと
ホラーでよく見る怪物達のオールスター感謝祭!
映画の感想
『オデッセイ』『クローバーフィールド/HAKAISHA』の脚本を担当したドリュー・ゴダード氏が監督を務めており、脚本には『アベンジャーズ』のジョス・ウィードン氏も携わっております。
キャストは『ザ・ベイ』のクリステン・コノリー、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース、『シェイプ・オブ・ウォーター』のリチャード・ジェンキンスなど。
終盤では『エイリアン』のシガニー・ウィーバーも登場します。
前半はゾンビ映画、後半はモンスターパニック映画として楽しめる
ホラーにありがち男女5人が山奥のロッジに行き、未知の恐怖に巻き込まれるというストーリーです。
前半はよくあるゾンビ映画、後半はモンスターパニック映画のようなお祭り感があります。
全体的にホラーと言うよりエンターテインメント性が強い作品だと感じました。
ですので『バイオハザード』のようなカジュアルホラーが好きな人にオススメです。
映像の気持ち悪さに関してですが、そこまで直接的な表現はなかった気がします。
ちょこちょこ画面に映りますけど、作り物感が凄くて全然怖くなかったですw
\ 自宅のテレビで映画を観るなら /
個性豊かな怪物のオンパレード
ジャケットにあるエレベーターのシーンからは、目が追い付かないくらい謎の怪物が大量に出てきます。
半魚人、狼男、巨大コブラ、ゾンビ、道化師、バレリーナ、サイコパスなドクターなど……
なんというか【質より量】って感じがしましたw
一人ひとりの登場シーンはかなり短いのですが、色んな攻撃パターンが味わえるのでけっこうお腹いっぱいになります(クトゥルフ神話ぽい怪物もチラホラ)
ユニコーンが、角を使ってグサグサと人に突進していたのはちょっとビックリ。
聖獣っぽいイメージがあるから意外でしたw
大量の怪物を保有する謎の施設について
丁寧に怪物をコレクションしている感じが、SCPの研究所っぽいなと感じました。
きっと怪物の中にも危険度ランクがあるんだよ、あと対応マニュアルとか。
セキュリティに関してはガバガバすぎて「ザルすぎ!」と突っ込みたくもなりましたが、怪物が動き回ってくれないと全然面白くないのでこれはこれでよかったと思います。
オチは予想外の結末
主人公達が施設から脱出して終わりかなと思ったら、まさかの【世界滅亡エンド】でした。
館長(シガニー・ウィーバー)が「友人(男)をここで始末しないと儀式は失敗。太古の神々が復活し人類は滅びるぞ」と言い、主人公は友人に泣く泣く銃を向けるのですが、うまいこと狼男が現れて危機を脱します。
結果的に館長が亡くなり、主人公と友人は生き残り、儀式自体は失敗となりました。
ラストで地下の奥底から大きな手が出現しエンドロールに入ります。
館長の出番は10分あるかないかです。
シガニー・ウィーバーの無駄遣い感が凄い。
ホラー好きなら絶対楽しめる作品
ありがちなホラーの設定を上手に利用しており、ホラー映画好きなら「ですよねー」と思う展開が多くありました。
ラストにかけての怒涛の畳み掛けは爽快感があってとても面白かったです。
半魚人推しの人が最終的に半魚人にやられてしまうなど、フラグをしっかり回収してくれるところも好感が持てましたw
SCPやクトゥルフ神話が好きなら是非観てほしい作品です。
それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。
評価まとめ
良かったところ
- 後半の展開が面白い
- 怪物のビジュアルが良い
- 有名ホラー作品のオマージュが多い
悪かったところ
- 怪物の登場シーンが少ない
- ホラーとしての怖さが足りない
- ベタな展開が多い
別荘に放たれたのがゾンビ一家で残念!
頭に歯車がくっついている謎の怪人(イケメン)が観たかった。
それか、顔がないバレリーナ……
以上、キャビンのレビューでした。
【再現レシピ】崖の上のポニョのラーメンを作ってみた【映画メシ】
先日、塊の『ボロニアソーセージ』を購入したのですが、半月切りにした状態が『崖の上のポニョ』に出てくるラーメンのハムにそっくりだったので、初のポニョラーメン再現に挑戦してみました。
出典元:“ラーメン”へのこだわり - 映画『崖の上のポニョ』公式サイト
正直、ラーメンにハム(今回はボロニアソーセージ)って合うのかよくわからないですが、地上波で『崖の上のポニョ』が放送された後なんかは食べてる人けっこう居ますよね。
ツイッターのトレンドでもよく見かけます。
ってことは美味しいのかな。
まぁ、うちにあるボロニアソーセージはそのまま食べても激ウマなので、よっぽどのことではない限り不味くはならない……はず。
材料
- お好きなインスタント麺(1袋)
- 厚めのハム(1枚)
- ネギ(適量)
- 茹で卵(1個)
再現レシピでググってみると『日清チキンラーメン』を使っている人が多かったのですが、今回はパッケージが可愛い『東京上野動物園ラーメン(醤油味)』を使用。
この商品はインスタント麺にしてはちょっと高めなのですが、スープも麺も美味しいのでオススメ。
何気に売上の一部が【ジャイアントパンダ保護サポート寄付金】に使われているのも嬉しい。
ネギは太いネギが家になかったので万能ねぎで。
色合い的にはこっちのほうが美味しそうに見えるはず。
ハム(今回はボロニアソーセージ)は分厚いのを一枚用意しました。
茹で卵は適当に7分半茹で。
調理手順
くっそ簡単なので手順ってほどでもないのですが、一応写真も撮ったので載せておきます。
まぁ、茹でて焼いて盛るだけなんですけど。
インスタント麺を茹でる
パッケージに記載されてある調理方法通りに、沸騰したお湯で麺を4分半茹でます。
3分半経ったところで、麺を軽くほぐすのがポイントらしい。
ちなみにお湯は600mlでした。
ハムを軽く焼く
麺を茹でている間に、フライパンでハムをさっと焼いておきます。
ちょっと手間ですが、冷たいハムをラーメンに乗せるとスープが冷めるので……
個人的にはけっこう焦げ目をつけるのが好きです。
あっという間に完成
わー、出来ました。
所要時間は10分以内。
なんて簡単なのでしょう。
見た目もけっこう再現度高くて満足です。
ピンクと緑の彩りも素晴らしい。
茹で卵もちょうど良い半熟具合でした。
いざ実食
おや、思っていたよりも美味しい。
ハム(注:ボロニアソーセージ)とラーメンの組み合わせは意外と悪くないかもしれません。
『東京上野動物園ラーメン』がクセのないスタンダードな醤油味なので、いい感じにハムの塩気とマッチしています。
というかボロニアソーセージが安定の旨さだわ。油すごいけど。