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【人気ゲーム原作】Halo4:フォワード・オントゥ・ドーン(2012)あらすじと感想【ネタバレ有り】

2012年公開のSFアクション映画「Halo4:フォワード・オントゥ・ドーン」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「SF」「アクション」「エイリアン」「ゲームが原作」これらが好きな人におすすめです。


作品情報

2012/10/05公開、91分、アメリカ、SF、アクション
監督:スチュワート・ヘンドラー
原作:マイクロソフトより発売『Halo』
キャスト:トム・グリーン、アナ・ポップルウェル、アイェレット・ゾラー、マイク・ドプド、エニシャ・ブリュースター、マサム・ホールデン、イアン・ベルチャー、オスリック・チョウ、カット・デ・リエヴァ、ダニエル・クドモア、アレックス・プーチネリー

Netflixで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

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Halo 4 : Forward Unto Dawn 予告編 (日本語字幕版)

あらすじ

UNSC(United Nations Space Command)の士官学校に通う士官候補生トーマス・ラスキー(トム・グリーン)は、反乱勢力との戦い方への疑問からチームメンバーや教官と上手く馴染めずにいた。
訓練の中で徐々にリーダーとしての才能を開花させつつあったラスキーだったが、突如エイリアンが襲来し校内が壊滅状態に。
未知の敵からの奇襲攻撃に次々と味方が倒れ、絶体絶命の窮地に陥ったラスキーだったが……

レビュースコア(100点満点)

50点/100点

この映画を一言で表すと

モブキャラ視点で主人公『マスターチーフ』の強さを改めて実感するSFアクション映画

映画の感想

マイクロソフトの人気ゲーム『Halo』シリーズの実写映画化作品。

SFアクション映画として期待して観るとあまり満足できないかもしれません。
あくまでゲームをプレイ済みで、かつその世界観をある程度理解している方向けの作品だと感じました。

ぶっちゃけ『ゲームのプロモーション用のファンムービー』だと思いますw

筆者はHALOシリーズを全てプレイ済みなのでそれなりに楽しめました。
登場する乗り物や武器がゲームのまんまだったので、観ていてとても楽しかったです。

UNSCの士官学校が舞台

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出典元:YouTube/Halo 4 : Forward Unto Dawn 予告編 (日本語字幕版)

UNSCの士官学校に通う候補生達を中心に物語が進みます。
候補生達は皆未成年っぽいので、雰囲気は完全に学園モノ(しかも寮生活)。

これ、ジャケットで勘違いする人が多いような……(^^;)
ジャケットに出てくるヘルメットを被ったゴツい兵士(マスターチーフ)は後半しか出てこないので注意です。

最初から最後までか弱い海兵隊視点なので、コヴナント(エイリアン)達の脅威がよくわかりました。
と、同時に『マスターチーフ』の頼もしさも再実感。
いつも我々が操作しているキャラクターはこんなにも強かったのかと改めて教えてくれる作品ですw



主人公は士官候補生のトーマス・ラスキー

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出典元:YouTube/Halo 4 : Forward Unto Dawn 予告編 (日本語字幕版)

主人公はトーマス・ラスキーというUNSCの士官候補生で、今作のストーリーは彼が成長する過程を主軸に描かれていました(ゲーム内で『ラスキー艦長』として実際に登場する人物です)

最初は候補生の中でも厄介者のような扱いだったのですが、徐々にチームのリーダーとして才能を発揮。
やっと皆に認められそうになったところで、コールドスリープ時に使用必須な薬に対するアレルギーが見つかり、除隊に追い込まれそうになるというなんとも不幸な少年ですw

学園モノに必須な恋愛要素もちょこっとあります。
チーム内に仲の良い女の子が居て、友達以上恋人未満っぽい雰囲気でした。
ラスキーが除隊になりそうであると告白したところで二人は両想いになるのですが、直後にタイミング良くコヴナント(エイリアン)達が大量降下。

そのあとは激しい戦闘が続くので全く恋愛どころではなくなります。
アレルギーの件といい、つくづくツイていない男の子だなと思いました(´・ω・`)

SFアクション要素は後半から始まる

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出典元:YouTube/Halo 4 : Forward Unto Dawn 予告編 (日本語字幕版)

この映画はコヴナント襲撃後からが本番です。
後半40分を境に、真面目な『学園モノ』から一気に『SFアクション映画』へと切り替わりますw
(それまでエイリアンは一切映らないです……)

とくに『マスターチーフ』の初登場シーンは胸熱。
ラスキー達が絶対絶命のところにタイミング良く現れて、全てを持っていきますw

敵であるコヴナント(エイリアン)達も、原作に忠実に再現されていました。
暗闇のせいで顔がよく見えなかったのがちょっと残念ですが。

アサルトライフル、ハンドガン、コヴナントカービン 、ニードラー、プラズマガン等、ゲーム内で使用可能な武器も惜しみなく登場します。
終盤はゲームさながらの展開で、ワートホグを運転しながら戦場から脱出を図ります。

いや、もう完全にファン向けw
原作を知らない人は完全に置いてけぼりだと思います……

マスターチーフがとにかくイケメンで格好良い

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出典元:映画『Halo4:フォワード・オントゥ・ドーン』(2012)

味方を庇って攻撃を受けたり「ここは俺が止めるから先に行け」と言った発言など、いちいちイケメンなマスターチーフ。
常に冷静沈着で、声も渋いしとても格好良かったです。

パニックになる候補生達を引率しつつも敵を蹴散らし、それまでのダラダラ感を一気にふっと飛ばすその豪快さよw
チーフが来たからには全滅とかあり得ないですからね。
この絶対的な安心感こそチーフの魅力だと思います。

それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載いたします。

評価まとめ

良かったところ
  • ゲーム内に登場する武器、乗り物を忠実に再現
  • マスターチーフが格好良い
  • 低予算にしてはCGが綺麗
悪かったところ
  • 原作を知っている前提で話が進む
  • 学園パートがダラダラと長い
  • 戦闘がわりと小規模


女性型AI『コルタナ』の説明が一切ないのはちょっと酷い。
最初と最後に登場しますが、初見の人は「なにこいつ」って思うハズ。

以上、Halo4:フォワード・オントゥ・ドーンのレビューでした。

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