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【伏線回収が面白い】エクスティンクション 地球奪還(2018)Netflixオリジナル/あらすじと感想【ネタバレ有り】

2018年公開のNetflixオリジナル映画「エクスティンクション 地球奪還」のレビューをネタバレ有りでご紹介。
おおまかなあらすじから、筆者の感想、良かったところ・悪かったところをわかりやすく解説。
この映画は「SF」「スリラー」「ドンデン返し」「宇宙人侵略」「マイケル・ペーニャ」これらが好きな人におすすめです。


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出典元:エクスティンクション 地球奪還 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト


作品情報

2018/07/27公開、95分、アメリカ、SF、スリラー
監督:ベン・ヤング
製作:デヴィッド・ホーバーマン、ネイサン・ケイハン、トッド・リーバーマン
キャスト:マイケル・ペーニャ、リジー・キャプラン、マイク・コルター、アメリア・クラウチ、エリカ・トレンブレイ、イズラエル・ブルサード

Netflixで視聴可能
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。



『エクスティンクション 地球奪還』予告編 - Netflix


あらすじ

エンジニアのピーター(マイケル・ペーニャ)は謎の地球外生命体に人々が襲われる悪夢を何度も見ていた。
やがて悪夢は職場や家族にも悪影響を与え始め、妻のアリスはピーターに医者に診てもらうよう説得する。
上司のデヴィッドから評判の良い病院を紹介され、渋々検査に行ったピーターは、同じ夢を見たという男性と出会い、この悪夢は真実であると聞かされる。
そしてある晩、宇宙より飛来した謎の生命体が突如として地上の人間を攻撃し、彼の悪夢は現実と化してゆく。
敵の一方的な猛攻撃に人々が混乱状態となる中、愛する家族を守り抜こうと奔走するピーターは、やがて驚愕の真実に辿り着く……

レビュースコア(100点満点)

63点/100点

この映画を一言で表すと

ドンデン返しが面白い宇宙人侵略系SF映画

映画の感想

謎の地球外生命体に侵略された地球を舞台に、愛する家族を守る為に奔走する一人の男を描いたSFスリラー作品。

主演は『アントマン』『世界侵略:ロサンゼルス決戦』『フューリー』のマイケル・ペーニャ。
名脇役として起用されることが多い彼ですが、今作は主演です。

この人の顔って何故か記憶に残りやすい。
理由はわからないけど良い意味で印象的です。

敵から侵略を受けるシーンは緊張感があって面白い

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出典元:エクスティンクション 地球奪還 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

序盤は平和だったのに急に空から大量の光が降ってきて、そこからはずっと爆発と銃撃の嵐。
敵のサーチライトに見つかったら即終了という緊張感。

暗闇の場面が多いのもあって、ステルスゲームを観ているかのようなハラハラ感がありました。
(お父さんがかなり真面目で、偵察や移動中のクリアリングが完璧w)

幼い次女がけっこうやらかしてくれるので「パパとママの言うことちゃんと聞いてあげて!w」って言いたくなります。
行動がいちいち危なっかしくて観ているこっちがムズムズするw
※レビューの中には「娘が余計」との声もチラホラ。

『ぬいぐるみを取りに戻る』という行動は映画内ではフラグでしかない。


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繰り返し見ていた悪夢の真実

中盤で明らかになるのですが、主人公が予知夢だと思っていた悪夢は実は『自分の過去の記憶』でした。

また、主人公達の正体は『人造人間』であり、彼らは数十年前に武力で『人間』を地球から追い出していたことが判明します。

家族だと思っていた娘と妻も、作られた記憶によるものでした。
娘二人は元々人間夫婦に買われていたようで、戦争孤児となっていたところを主人公が引き取ったようです。

ロボットだけど感情があり、痛覚もある。
ここまで来ると『人間との違い』って何なのか……

こんなにリアルに作る必要あったんですかね?
正直、ロボット設計者の頭が狂っているとしか思えないw

敵の正体、地球への侵略目的

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出典元:エクスティンクション 地球奪還 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

上の情報でもうお気付きだと思いますが、敵の正体は『人間』で、地球侵略の目的は『人造人間から地球を取り返すため』でした。

人間達は火星のコロニーで生活をしていたらしく、ずっと地球を奪還する機会を伺っていたとのこと。

うーん、この辺からもうどっちが悪なのかよくわからなくなってきますw
さっきまで人造人間を一方的に攻撃していたから悪者っぽく見えるけど、彼らは元々追われた側なわけだし。

中盤で出てくる人間の兵士が凄く良い人だったのもあり、私は後半から人間側を応援したくなってしまいましたw
故郷を無理矢理占拠されたらそりゃ誰だって怒るよね。

モヤモヤした気持ちは残るが、SF映画好きにはオススメできる作品

藤子不二雄の短編漫画でありそうな世界観だなと感じました。
(近未来が舞台で、当たり前の日常から予想外の方向に展開していく感じが)

最終的にどっちが勝つか的なハッキリとした結末は描かれないので、若干のモヤモヤ感が残りますが、トータルして普通に面白い映画だったと思います。

欲を言うなら、あと30分くらい尺を追加して『人間側の心境』を描いてほしかったです。
※作中はずっと人造人間側の視点でした

ちなみに後半の一部で、痛々しい手術シーンがありますので苦手な方は目を瞑るのをオススメします。
私は手で隠しながら隙間で観ました(意味ない)

それでは最後にこの映画の良かったところ、悪かったところを箇条書きで記載していきます。 

評価まとめ

良かったところ
  • ステルスゲームのような緊迫感
  • 中盤からの展開が予想外で面白い
  • 伏線の回収が上手い
悪かったところ
  • 一部、画面が暗すぎてよくわからない
  • タイトルがネタバレになっている
  • 長女がブルゾンちえみにしか見えない


いや、ガチでブルゾンちえみ。
メイクと髪型が似すぎて、彼女が映るシーンは『35億』がチラついて集中できませんでした。

以上、エクスティンクション 地球奪還のレビューでした。

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